免許も不要で街乗りやちょっとした遠出の快適な移動手段として、電動アシスト自転車が普及してきました。
たしかに便利ですがママチャリタイプが主流なので、敬遠する方もいるのではないでしょうか。
しかし近年では、スタイリッシュでカッコいいスポーツタイプのモデルも増えています。
そんな中、太いタイヤやガソリンタンクに見えるバッテリー配置など、一見オートバイのような自転車として注目されているのがマイケルブラストです。
そこでこの記事では、マイケルブラストはどんなブランドなのか、特徴や車種について紹介していきます。
オシャレな電動アシスト自転車に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
マイケルブラストってどんなブランド?
マイケルブラストは、2017年にオーストラリアのパースを拠点に発足したブランドです。
バイク好きの仲間たちが集まった小さなコミュニティから始まっています。
3年がかりでヴィンテージバイクのような電動アシスト自転車を完成させ、これまでにユニークなコレクションを発表してきました。
オーストラリアを拠点としながら、今ではフランスやアメリカなど世界30か国以上で展開され成長を続けています。
象徴的なオートバイのようなデザインは、過去に彼らが影響を受けたヴィンテージバイクをイメージして作られたものです。
時代を超えて飽きのこない見た目だけでなく、フレームやモーター、ブレーキといった内部パーツは最新技術を採用しています。
味わい深いクラシックなデザインに、最新モーターや安全なユニットを組み合わせた他にはないブランドといえるでしょう。
現地オーストラリアのグッドデザイン賞を受賞し、ミラノモーターサイクルショーにも出展するなど高い評価を受けています。
マイケルブラストの特徴は?
マイケルブラストにはデザイン面や機能面でさまざまな特徴があります。
ここでは代表的な3つの特徴を紹介していきます。
マイケルブラストの特徴①クラシカルな見た目
マイケルブラストは、クラシカルなオートバイのデザインをオマージュして作られています。
フレームは骨太なアルミフレームを元に、振動吸収性の高いフロントフォークで剛性を確保しています。
インパクトのあるフレームに合わせ、タイヤも一般的なクロスバイクよりひと回り太めのファットタイヤを採用。
フレーム形状だけでなく、丸目のフロントタイヤや跨った姿勢もクラシックバイクを想像させます。
ハンドルやサドルのレザー使いも、ヴィンテージバイク好きにはたまらないポイントです。
モーターはBAFANG製のリアインホイールモーターを搭載しています。
マイケルブラストのタフで武骨な佇まいは、街中を走行するスタイルにぴったりとはまるでしょう。
マイケルブラストの特徴②4時間の充電で60km以上走行可能
マイケルブラストのバッテリーは、すべてのマシンで4時間の急速充電で60㎞以上の走行が可能です。
ほかの電動アシスト自転車に比べて充電時間は短く、走行距離も1日のツーリングには十分といえるでしょう。
アシストスピードも道路交通法制限内の最大24㎞/hなので、馬力も申し分ありません。
見た目だけでなく、この性能の良さもマイケルブラストの魅力の一つです。
マイケルブラストの特徴③海外仕様の安全設計
フレームやブレーキはハイスピードでも安全に止まれるよう、ハイクオリティに設計されています。
モーターブレーキには最新技術が組み込まれており、安心・快適を可能にしています。
油圧式のブレーキは十分な制動力で、仮に最大積載約120㎏の積載量でも安全に停止可能です。
オーバーサイズのシートはクッション性が高く、デコボコした場所でもソフトな乗り心地を実現するデュアルスプリングなので快適です。
大型のオートバイ用LEDランプは、暗闇を照らすだけでなく、ほかのサイクリストや車からも目立つでしょう。
地元オーストラリアでは、最高速度70kmまで対応したオートバイの設計になっており、快適性だけでなく安全性も追求した仕様になっています。
日本の公道を走る基準を満たした型式認定も取得しているので、パンクや故障が発生しても日本の自転車ショップで対応してもらえるので安心して購入できます。
マイケルブラストの種類
マイケルブラストは車種ごとに、ほかとは違うことに重きを置いてデザインされています。
また、乗り心地もそれぞれ異なるので気になる所でしょう。
ここからは全4車種を詳しく解説していきます。
GREASSER CLASSIC
GREASSER CLASSICはオートバイの黎明期をイメージして作られています。
今から100年以上前の1920年代、オートバイは自転車のフレームにエンジンを乗せただけの危険な乗り物でしたが、それを乗りこなすのがクールだとされた時代でした。
ビジュアルは当時の無骨なデザインを踏襲していますが、中のシステムは当然最新式です。
バイクの美しさに目を向けさせる一方、バッテリーやコントローラーは目立たないよう、カスタムデザインされたダミータンクに隠されています。
サドルは一般的な自転車用サドルですが、ハンドルからサドルの距離が非常に長くサドルからペダルの距離は短いため、体が折れ曲がったような感覚で乗ることになります。
また、サドルの高さは調節可能ですがハンドルの位置が低いので、独特の前傾姿勢になるでしょう。
大型の自転車で全長は210cm、26インチのファットタイヤを採用しているので、段差なども気にせず安定して走行できます。
クラシカルな佇まいと、ロングフォルムが特徴的な人気の車種です。
VACAY HI
VACAY HIはVacation(ヴァケーション)の略から名付けられており、いつも心に雨のち晴れをというメッセージが込められています。
夏が好きで、いつでも夏のライフスタイルを取り込みたい人たちに向けて作られました。
ビーチクルーザーをモチーフとしたデザインで、海岸沿いの走行や夏のレジャーにもってこいのデザインです。
VACAY HIはマイケルブラストの中で、一番普通の自転車に近い感覚で乗車できます。
アメリカンバイクのように低く座り、足を少し前に出して漕ぐタイプですが、前傾姿勢でなくても気にならないのであれば楽しく乗れます。
そのため、オートバイ風の電動アシスト自転車が欲しいけれど、普通の自転車の乗り心地を求めている方に向いています。
軽快な移動よりも、気楽でリラックスした姿勢で快適な移動を楽しみたい方に人気の車種です。
スタイリッシュながらもレトロなフィルムは、男性だけでなく女性からも支持されています。
OUT SIDER
1970年代のアメリカやヨーロッパでは、未舗装道路をバイクで駆け抜けるダートトラックレースに人々は熱狂していました。
そのレースで活躍した、ワイルドなオートバイにインスピレーションを受けて作られたのがOUT SIDERです。
ダートトラックレースが王道ではなかったこともあり、道を外れたクールなマシンを作りたいという思いからこの名前は付けられました。
アクティブでカジュアルな雰囲気を放つフォルムは、モダンでスタイリッシュな作りになっています。
ほかのマシンには無い、フロントサスペンションやダミータンクカバー、サイドカバーを装備しているので違いを楽しめるでしょう。
ダートトラックレースを走っていたバイクがモデルなので、段差などを気にせず街中を颯爽と駆け抜けられます。
小回りの利く短めのホイールベースなので、入り組んだ街中でも問題ありません。
ファットタイヤを採用しているため、小型ながら安定感がありアクティブに走り回りたい方におすすめです。
SODA BIKE
SODA BIKEは、1980年代のアメリカストリートカルチャーから生まれたBMXのスタイルを、普段使いでも快適に乗れるよう落とし込まれたマシンです。
BMXのシンプルで頑丈なデザインはストリートでも受け入れられ、独自のダンスのような技を披露するジャンルも生まれています。
そんなストリートカルチャーに影響を受けて、誕生した電動アシスト自転車がSODA BIKEです。
コンパクトなボディに加えて、小径のファットタイヤやショートホイールベースを採用しているので、機動性の高さは抜群です。
衝撃吸収性に優れたフロントフォークは、段差も気にせず走れるサスペンションになっています。
フレームの先端にはSODAの名前の由来にもなる、ボトルオープナーが取り付けられておりいつでも水分補給が可能です。
従来のBMXは立ち漕ぎがメインですが、SODA BIKEはゆったり走行することを意識して、座り心地の良いレザーシートを採用しています。
街乗りだけでなく、小型で車にも積みやすいので、レジャーのお供としても最適です。
クラシカルなマイケルブラストで、ワンランク上の日常を
マイケルブラストはどんなブランドなのか、特徴や車種について紹介してきました。
ヴィンテージバイクをイメージしたクラシカルなデザインに、心惹かれる方は多いのではないでしょうか。
また、グッドデザイン賞を受賞した見た目だけでなく、安全で快適な走行を実現するスペックの高さも魅力的です。
デザインや乗り心地の違う4車種を展開しているので、自分好みの気に入ったマシンがきっと見つかるでしょう。
オシャレで機能性も高い電動アシスト自転車を探している方は、ぜひマイケルブラストを試してみてはいかがでしょうか。